
こんにちは、kuuです。
皆さん、誕生石ってご存知ですか?



最近、新しく追加されたんだろ?
そのとおり!2021年に日本の誕生石が改定されて、10種類ほど新しい宝石が仲間に加わりました。
今回は、1月〜12月までの誕生石として決められている、宝石たちをまとめました。
誕生石はどうやって決まったの?
誕生石は、各国の文化によって少しずつ違いがあります。
日本の誕生石は、1958年にアメリカの宝石商組合が定めたものを基本に制定されたのですが、これまで様々な誕生石が混在していました。
そこで2021年、全国宝石卸商協同組合の改定案をもとに、日本ジュエリー協会、宝石の街である山梨県の水晶宝飾協同組合が賛同し、新たに10種類が追加され、「統一された日本の宝石」として生まれ変わりました。
1月の誕生石
ガーネット


ガーネットといえば赤いイメージですが、赤だけでなく紫、緑、オレンジなど様々な色合いがあり、とても美しい宝石です。
1月はこれまでどおり、ガーネットのみ。追加された宝石はありません。
2月の誕生石
アメシスト
アメシストは水晶のことです。水晶の中でも一番価値が高く、紫色以外にも、ピンクやグリーン、ブラックなどもあります。


クリソベリル・キャッツアイ New!!


ギリシャ語で「黄金」を意味する「クリソ」が由来の宝石。アレキサンドライトと同じ鉱物です。
2月の誕生石として、クリソベリルキャッツアイが新しく追加されました。
3月の誕生石
アクアマリン
ラテン語で「海の水」が由来の宝石。色はパステルブルーからライトグリーン、薄いブルーなどと幅広く、濃いブルーが特徴的な「サンタマリアアクアマリン」が最高級品です。
淡く半透明なミルキーアクアマリンなどもあります。


コーラル


鉱物ではない、有機質起源の宝石です。健康と長寿のお守り、結婚や子宝、出産などのお守りとしても知られています。
結婚35周年の「珊瑚婚」のお祝いにも送られます。
ブラッドストーン New!!
深緑色に赤い斑点が特徴的な宝石。名前のとおり、「血」と大きな関わりがあり、最古のヒーリングストーンとしても知られている宝石です。
幸福をもたらすというアクアマリンと共通の効果を持っています。


アイオライト New!!


ギリシャ語で「すみれ色」を意味する「イオス」が由来の宝石。
青みがかったすみれ色が特徴ですが、見る角度によって違う色に見える、「多色性」が強く、一つの石の中にすみれ色、ブルー、イエローまで見える石もあります。
4月の誕生石
ダイヤモンド
地球上で最も硬く、傷がつきにくい宝石。
美しい輝きがずっと続くため、「固い絆を結ぶ・永遠の絆」として婚約指輪や結婚指輪として贈られる習慣ができました。


モルガナイト New!!


多様なピンクの色合いがあり、耐久性、光沢、透明度、輝きが高い宝石です。誕生石に制定されて、近年人気が高まっています。
アクアマリンやエメラルドと同じ鉱物(ベリル)で、元々はピンクベリルと呼ばれていました。ティファニー社の宝石学者がモルガナイトの名付け親となっています。
産出量が少ないので、色の濃いものは高価です。
5月の誕生石
エメラルド
世界4大宝石のひとつ。クレオパトラが鉱山を所有するほど、こよなく愛した宝石として有名です。古くから「幸福を招く石」として人々から愛され続けてきました。
最も望ましいエメラルドの色は、鮮やかな色で暗すぎない色調の帯青緑色から純粋な緑色で、透明度の高いものが価値が高くなります。
内包物が多く、衝撃に弱いため取り扱いには注意が必要な宝石です。
結婚55周年の「エメラルド婚」のお祝いにも贈られます。


翡翠(ひすい)


深緑の半透明な宝石。中国では玉(ぎょく)と呼ばれ、王の象徴とされてきました。金以上に珍重され、美しいものは大変希少で非常に高価です。緑だけではなく、白や薄い紫などの色合いもあります。
翡翠には、2つの異なる石「ネフライト(軟玉)」と「ジェダイト(硬玉)」があります。
翡翠の産出地は世界的に限られていますが、日本でも多く採れ、誰でも翡翠を拾うことができる富山県の「ひすい海岸」は世界でも珍しい場所となっています。
6月の誕生石
真珠(パール)
貝から採れる宝石の一種で、パールはその美しさから「月のしずく」「人魚の涙」とも呼ばれています。
日本でしか採れないアコヤ真珠(アコヤパール)、黒蝶貝から採れる黒真珠、白蝶貝から採れる南洋真珠、マベ真珠、湖や川から採れる淡水パールなどがあります。現在ではそのほとんどが養殖真珠です。
結婚30周年「真珠婚」のお祝いにも贈られます。


ムーンストーン


長石(フェルドスパー)という鉱物の一種です。
シラー効果と呼ばれる、石の内部層による光の屈折と干渉作用による、神秘的な輝きが特徴の宝石です。
ローマでは月の光でできていると考えられていました。
アレキサンドライト New!!
世界3大希少石のひとつで、世界で最も高価な宝石ともいわれています。
「神様のいたずら」と称されるほど神秘性があり、光により変色性(カラーチェンジ)を示す非常に珍しい宝石です。緑や赤に変色して見えることから、「昼のエメラルド」「夜のルビー」とも呼ばれています。


7月の誕生石
ルビー


世界4大宝石のひとつ。古くから大切な宝石として扱われてきたルビー。由来はラテン語で「赤」という意味の「Ruber」で、産地はほとんどがアジアです。
3カラットを超える大きな石は産出が少なく、美しいものはかなり高額です。一定の色の濃さと透明度を兼ね備えた最高品質のルビーは「ピジョンブラッド」と呼ばれています。
ルビーは、パワー、愛、ロマンスを呼び起こすといわれています。
スフェーン New!!
光をスペクトル色にする特徴、ダイヤモンドをも凌ぐ輝きを放つ、近年人気の宝石です。
ギリシャ語で「くさび」と意味する「Sphenos」が由来で、鉱物名は「チタナイト」。傷つきやすく割れやすいため、ジュエリーにする場合は加工技術力を要します。


8月の誕生石
ペリドット


昼でも夜でも美しく輝きを放つペリドットは、古代エジプトで「太陽の石」と珍重され、クレオパトラのお気に入りの宝石でした。
アラビア語で「宝石」という意味の「Faridat」が由来といわれています。鉱物名は「オリビン」で、隕石と同じような成分をしている神秘的な石です。
サードオニキス
不透明でオレンジ色や赤色、白色の平行な縞模様が特徴的な宝石です。縞模様でも平行ではないものを、「アゲート」と呼びます。
古くから護符や魔除けのお守りとして身につけられてきました。また、人と人との絆、信頼を深める石とされ、夫婦円満のお守りとしても人気の石です。


スピネル New!!


長年、その色からルビーやサファイアと間違われてきた歴史がある宝石で、多様な色合いがあります。
スピネルも誕生石に制定された恩恵か、近年人気が上昇し、特にピンクスピネルは女性からも支持が高い宝石です。
完全な八角形をした結晶として産出されるため、カットせずそのままジュエリーとして使われることもあるようです。
9月の誕生石
サファイア
世界4大宝石のひとつ。ラテン語で「青」を意味する「Sapphirus」が由来のサファイア。ルビーと同じコランダムという鉱物で、赤以外のものがすべてサファイアとなります。そのため、サファイアの色は、実は青だけでなく様々です。
特にピンクオレンジ色の美しい色合いのものを「パパラチア・サファイア」と呼び、世界3大希少石のひとつになっています。
結婚45周年(サファイア婚)のお祝いにも贈られます。


クンツァイト New!!


パステルピンク、淡いライラック色、濃い紫がかったピンク色など、可憐な色合いが美しい宝石。発見者である鉱物学者クンツ博士がその名前の由来です。
衝撃や紫外線に弱く、長時間日光を浴びると退色する恐れがあり、取り扱いには注意が必要です。
10月の誕生石
オパール
オパールは見る角度によって虹色に輝く美しい宝石です。その独特の光の揺らめきを遊色効果(プレイ・オブ・カラー)と呼びます。
ラテン語の「オルバス(色の変化を見る」が由来です。
白いオパール以外にも、ファイアオパール、コモンオパール、ブラックオパールなどもあります。


トルマリン


トルマリンも女性に人気の宝石で、「ない色はない」といわれるほど多彩なカラーがあります。
結晶を熱すると電気を帯びるため、電気石と呼ばれています。シンハラ語の「多彩な石」という意味の「トゥルマリ」が由来です。
また、1つの結晶に2つの色があるバイカラートルマリン、3つの色があるトリカラートルマリンなどもあり、近年人気が上昇中です。
11月の誕生石
トパーズ
美しさと耐久性を兼ね備えた人気の宝石です。ギリシャ語で「探し求める」という意味の「トパゾス」が由来といわれていますが定かではありません。
トパーズもほとんどの色が産出しますが、中でもピンクトパーズは希少で高価です。また、トパーズは岐阜県や滋賀県でも採れるところがあるようです。


シトリン


シトリンは「太陽のエネルギー」をもつ石、「幸運の石」といわれている宝石です。フランス語で「レモン」という意味の「シトロン」が由来。
クォーツ(水晶)の一種で、黄色く透明のものをシトリンと呼んでいます。天然のシトリンはとても希少で、市場に流通しているもののほとんどは、人工的に加工処理されたものです。
12月の誕生石
ターコイズ(トルコ石)
ターコイズは人類が初期に掘り出した宝石のひとつで、数千年前の昔から装飾品として愛されてきました。
トルコ石と呼ばれていいますが、トルコで産出するわけではなく、トルコを経由して広まったからだという説があります。
安価なターコイズのほとんどが人工処理をされたもので、天然のターコイズは希少です。
結婚3周年のお祝いにも贈られます。


ラピスラズリ


紀元前から世界中で珍重されている、まるで地球を閉じ込めたような、神秘的で美しい青色をした宝石です。「聖なる石」とも呼ばれています。
ラテン語の「ラピス(石)」、ペルシャ語の「ラズリ(青い空」が由来です。
昔からパワーの強い石とされ、身に付けると直感力が上がり、ひらめきや勘が鋭くなるといわれている、不思議な宝石です。
タンザナイト New!!
1960年代に、タンザニアで発見されたブルーゾイサイトが、タンザニアの夕暮れの空の色に喩えられ、ティファニー社によって命名された宝石です。
サファイアを凌ぐ美しい紫味のあるブルーとして、特にアメリカで人気です。その人気からか、ダイヤモンドと同じく合成品も多く出回っており注意が必要です。


ジルコン New!!


地球上で最も古い宝石。様々な色合いがあり、無色透明で美しいものはダイヤモンドの代替品として古くから使われてきました。
青いジルコンは、自然界での存在は非常に少なく、大抵の場合は加熱処理による色の変化をさせて形成されたものです。
ジルコンは、キュービックジルコニア(CZ)と混同されがちですが、ジルコンは天然の宝石、CZは人が作り出した人造石です。
誕生石まとめ
1月 | ガーネット |
2月 | アメシスト、クリソベリルキャッツアイ |
3月 | アクアマリン、珊瑚、ブラッドストーン、アイオライト |
4月 | ダイヤモンド、モルガナイト |
5月 | エメラルド、翡翠 |
6月 | 真珠、ムーンストーン、アレキサンドライト |
7月 | ルビー、スフェーン |
8月 | ペリドット、サードオニキス、スピネル |
9月 | サファイア、クンツァイト |
10月 | オパール、トルマリン |
11月 | トパーズ、シトリン |
12月 | ラピスラズリ、ターコイズ、タンザナイト、ジルコン |
皆さんの誕生月に、追加された宝石はありましたか?
ちなみに私は、追加なしの月だったのでとても残念な気持ちでした。
今までは誕生石って何だか好きになれなかったのですが、宝石のことを色々勉強したり、年齢の変化もあって、これからは好きになれそうな気もしています。



カメさんは何月生まれですか?



・・・
最後までお読みいただきありがとうございました!
参考になれば嬉しいです😊
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