
こんにちは、kuuです。
皆さんがお持ちのジュエリーの地金はどんなものが多いですか?



地金ってなんぞ
実は、ジュエリー選びにおいて、地金の知識があるのとないとでは大きな差になります!
ファッション感覚で使うジュエリーなのか、それとも末永く使いたいジュエリーなのかによっても選び方は変わってきます。
今回は、ジュエリーでよく使われている地金について、知っておきたい表記やその特徴をご紹介します!
地金ってなに?
地金(じがね)
金属を貯蔵しやすいような形で固めたもの。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
と、ウィキペディアではありますが。
ここでいう地金とは、アクセサリーやジュエリーの金属材質のことを指します。
ジュエリーだと、金、銀、プラチナが一般的であり、アクセサリー全般となると様々な金属があります。



ジュエリーショップで、「この地金ってなんですか?」と聞けると、知識のあるお客様なんだなと思われるかもしれません。
ジュエリーの地金の種類
金(ゴールド)
ジュエリーで代表的な金属は、まず金(ゴールド)ですね!
金はとても柔らかい金属なので、ジュエリーとして使う場合は他の金属と混ぜ合わせて強度や耐久性を上げた「合金」にするのが一般的です。
金のカラーバリエーション
金と混ぜ合わせる、その他の金属のことを割金(わりがね)といい、その割金を配合する割合によって、色々なカラーバリエーションが生まれます。
イエローゴールド(YG) | ピンクゴールド(PG) | ホワイトゴールド(WG) |
---|---|---|
金+銀+銅 | 金+銅+銀 | 金+パラジウム |
銀と銅が同じ割合が多い | PGは混ぜ方によって色々 | 銀やニッケルが混ざっている場合もある |



製造先によって配合率が変わることもあり、同じ表記でも色合いはお店によって微妙に違うこともあります。
金の純度表記
金は日本では24分率で表記されます。代表的なものは以下
表示 / 刻印表記 | 純度 | 特徴や用途 |
---|---|---|
24金 / K24 | 99.9%以上 | コインやインゴット、投資資産 |
22金 / K22 | 91.7% | 濃いゴールドカラージュエリー 若干変形しやすい |
18金 / K18 | 75% | ジュエリーで一番人気! |
14金 / K14 | 58.5% | 色石ジュエリーなどで使われる |
10金 / K10 | 42% | 色石ジュエリーなどで使われる |



最近では金の価格高騰をうけて、5金や9金ジュエリーも見かけるようになりました。



10金は金の割合が半分を切るんだな
金の表記、注意事項
稀に「18K」などと後ろにKがつく刻印は「アトケー」と呼ばれるものが存在します。
昔の製品や、海外製品で見かけることがあります。K18の偽物も出回っているために信憑性に欠けるという点から、「アトケー」は金属買取などはしてもらえない場合が多いです。なるべく購入は控えましょう。



日本製品ならほとんど大丈夫ですが、海外製品を買う
場合は刻印もしっかり確認したいところです!
プラチナ(白金)
プラチナは、婚約指輪や結婚指輪でおなじみですね。
プラチナも柔らかい金属なので、パラジウムなどを混ぜて強度や耐久性を上げています。耐久性に優れていることから、婚約・結婚指輪としても愛されている地金です。
プラチナ自体は本来黒っぽい金属なのですが、パラジウムを混ぜることで白っぽくなります。



プラチナってお高そう



最近は金が高騰しすぎて、ジュエリーでは18金でもプラチナでも同じくらいの価格ですよ。
プラチナの純度表記
プラチナは1000分率で表記され、割金はパラジウムです。
刻印表記 | 純度 | 特徴や用途 |
---|---|---|
Pt 999 / Pt 1000 | 99.9%以上 | 産業・工業用、インゴット、投資資産 |
Pt 950 | 95% | 海外ジュエリーブランドで主流 |
Pt 900 | 90% | 日本でよく使われるジュエリー 強度が高いので結婚指輪に人気 |
Pt 850 | 85% | ネックレスチェーンで一般的 |
銀(シルバー)
シルバージュエリーは、若い世代にも人気ですね。
純銀は柔らかすぎるので、ジュエリーとして加工する場合は他の金属と混ぜて強度を上げています。
銅を割金としている場合が多いですが、他の金属が割金となっている場合もあります。
シルバーは1000分率で表記されます。ジュエリーに使われている代表的なものは以下
刻印表記 | 純度 |
---|---|
Silver925 | 92.5% |
Silver950 | 95% |
Silver925が一般的に多くジュエリーに使われていますが。92.5%の残り7.5%の割金に銅が使われているものを、スターリングシルバーと呼びます。
Silver925はすべてがスターリングシルバーではなく、7.5%の割金の中に銅以外にニッケルやアルミニウムを使っているものも中にはあり、それらはその名称で呼ぶことができません。



ニッケルなどの金属アレルギーの方は、Silver925だから安心というわけではないので注意が必要です。
まとめ
地金の表記、色々ありましたね!
これ以外にもあるのですが、今回はよく見かける一般的なものをご紹介しました。
金属アレルギーのある方は、ジュエリーを選ぶ際はなるべく純度が高いものを選び、また割金の金属の種類にも注意すると良いと思います。
- 地金とは、アクセサリーやジュエリーの金属材質のこと
- ジュエリーの地金の種類は、主に金、プラチナ、シルバー
- 純度や表記に注意する



純度が高いからといって、ジュエリーとしての価値が高いというわけでもないんです。ある程度は割金を入れて強度や耐久性があるほうが、変形や劣化もしづらくなります。



奥が深いぞ〜
いかがだったでしょうか?
参考になれば嬉しいです😊
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